サマーニットに挑戦したいメンズに向けて、おすすめのアイテムや着こなし方を徹底解説

1.サマーニットとは？普通のニットとの違いは？

「ニット」と聞くと、多くの方は秋や冬の少し重めなアイテムをイメージすると思います。

しかし、あくまでニットとは「編み方」のことを指すため、使用する素材によってシーズンごとのアイテムをチョイスすることができます。

ニットは糸で輪っかを作って編んだ生地のことで、一般的にはふわふわとした、暖かそうな仕上がりとなりますが、それは使用している素材が冬仕様だから。

例えば、夏向けのコットンなどを使用することで、涼しげなニットを作ることももちろん可能！

これに加え、編み方を少しアレンジして通常のニットよりも夏仕様にすれば、サマーコーデにも違和感なく馴染んでくれるアイテムができあがります。

このように、ニットは想像以上に柔軟性の高いアイテムなので、サマーニットとして夏のメンズコーデに取り入れることができちゃうんです！

夏のメンズコーデのトップスの定番は「半袖Tシャツ」なので、そこにサマーニットを取り入れることで周囲との差別化ができ、「大人っぽさ」を際立たせたメンズコーデが簡単に組めちゃいますよ。

2.サマーニットを選ぶ際の注意点

まずはサマーニットの基礎知識について扱いましたが、どんなニットでも夏のメンズコーデに組み込めるわけではありません。

先ほど言ったように、基本的には「ふわふわ感」が強調されるのがニットの特徴なので、秋冬のウインターニットをサマーニットとして選んでしまうと、大きなミスマッチを生んでしまいます。

そこで覚えておいて欲しいのが、サマーニットの選び方、および注意点です。

• ハイゲージのサマーニットを選ぶ
• リネン・コットン素材のサマーニットを選ぶ
• 明るい色味のサマーニットを選ぶ
• サマーニットには通気性の良いインナーを合わせる

1｜ハイゲージのサマーニットを選ぶ

サマーニットを選ぶ上での大前提とも言えるのが「ハイゲージ」のアイテムを選ぶことですが、ハイゲージと言われてもピンとこないメンズがほとんどだと思います。

下記に、ハイゲージニット、およびローゲージニットの特徴をまとめました。

• ハイゲージニット：細い糸をびっしりと敷き詰めるように、密度高く編み込んだニットのこと。糸が細いので凹凸感が少なく、洗練されたスマートな印象を与える。
• ローゲージニット：太い糸をゆるやかに編み込んだニットのこと。凹凸感のあるボリューミーなシルエットとなり、「あたたかさ」が強調される。

一言でまとめると、「涼しいニットがハイゲージ、暖かいニットがローゲージ」となります。

そもそも、ゲージとは「編み込む間隔」のことを指しており、たくさん編み込むとゲージが大きくなる、つまり「ハイゲージ」となります。逆もまた然りです。

おおよその基準としては、2.5cm程度を7本から10本の針で編み込む（7ゲージから10ゲージ）ニットのことをハイゲージと呼び、ローゲージは3ゲージから5ゲージくらいが目安です。

ハイゲージになればなるほど細い糸でびっしりと編み込むこととなるため、生地が薄くなり、夏向けとなります。

2｜リネン・コットン素材のサマーニットを選ぶ

サマーニットはゲージで選ぶことが何よりも大切ですが、素材にこだわることも大切です。

さまざまな素材が候補にあがりますが、ここはシンプルに「リネンやコットン」といった、夏の定番素材のサマーニットをメンズコーデにチョイスしてみましょう！

両者ともに共通しているのは「通気性、吸湿性に優れる」という点で、ムシムシとした日本の夏に最適なサマーニット素材と言えます。

また、肌触りがさらさらとしており、快適に着用するという観点でもGood。

逆に、秋冬に使われそうな重めの生地を選んでしまうと、季節とのギャップが浮き彫りとなり、NGメンズコーデとなってしまうので注意しましょう。

3｜明るい色味のサマーニットを選ぶ

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サマーニットを色味で選ぶことも非常に大切です。

秋冬のニットは重ためな色合いで選ばれることが多く、それが「あたたかみ」へとつながっていき、寒い季節との相性を引き上げています。

したがって、夏らしい明るめの色味のニットを選ぶことで、夏らしいサマーニットを上手にコーデに組み込むことが可能です。

代表的なカラーを下記にまとめます。

• 白
• アイボリー
• 明るめの寒色

特にイチオシなのが「明るめの寒色」です。例として、こちらのコーデ写真をご覧ください。

パッと見てもわかるように、見るからに涼しげなブルーカラーのサマーニットを着用しています。

風合いを見ると確かにニットとなっているのに、全く重たい印象を持ちませんよね。

逆に、「涼しげ」「軽やか」といった夏向けの印象付けに成功しており、完成度の高いメンズサマーコーデに仕上がっています。

また、コーデ写真のように濃いめのカラーをサマーニットに採用する場合は、ボトムスを夏らしい爽やかな白にするなどの配慮があると、メンズコーデのクオリティはさらに上がりますよ。

4｜サマーニットには通気性の良いインナーを合わせる

サマーニットをメンズコーデに組み込む上で要注意なのが「インナーと合わせる」ことです。

先ほど説明したように、ニットは特殊な編み込みをした素材なので、一般的な素材よりも編み目が大きいです。

サマーニットのハイゲージでも細かな編み目が存在し、そこから内側が透けてしまうため、必ずインナーを着用してください。

インナーなしに直接着用してしまうと、体が不必要に露出されてしまい、また汗がまとわりついてしまうため「だらしない」「不潔」といった印象を与えます。

なお、サマーニットに合わせるインナーには、サマーニット特有の通気性を妨げない、軽やかな着心地のものがおすすめですよ。

3.おすすめのメンズサマーニット

メンズサマーニットについて詳しくなったところで、ここからはおすすめのメンズ向けサマーニットを紹介していきます。

1｜変わり編み半袖サマーニット

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ニットの最大の特徴「編み方」を最大限まで引き立てたのが、こちらの「変わり編み半袖サマーニット」です。

見るからにおしゃれに仕上がっているサマーニットですが、特徴をまとめてみましたのでご覧ください。

• 2タイプの襟元と編み方から選べる
• 夏らしい鮮やかなカラーを含めた4色展開
• 薄く伸びの良い素材感で快適に着用可能

ご覧のように、「選べる」のがこのアイテムのウリです。

まず選べるのが襟元。定番のクルーネックに加えVネックも用意しているため、お好みに合わせた襟元をチョイスできます。

無難にまとめたいならクルーネックを、トップスでアクセントを作りたいならVネックを、それぞれ選べばOKです。

また、「編み方」という観点でも選べます。

クルーネックの方が目立ちやすく、Vネックは比較的シンプルになるように編み方で違いを生み出しています。

クルーネックは首元にアクセントがない分、編み方で主張をすることで上手にバランスを取っていると言うことですね！

そして極めつけは4色のカラー展開！定番のブルー、ホワイト、ブラックに加え、あえて暖色寄りのオレンジをチョイスしてみました。

キンキンな冷涼感を大切にしたいならブルーを、秋ごろの着用も意識するならオレンジを、無難にまとめたいならホワイト、ブラックを、それぞれチョイスできます。

2｜ジャガードサマーニット

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ド派手なサマーニットを探しているメンズにイチオシなのが、こちらの「ジャガードサマーニット」です。

パッと見ただけで存在感が際立つレオパード柄が最大の特徴ですが、このデザインにも強いこだわりがあります。

色を刷り込むだけのプリント生地ではなく、糸を織り込む段階で模様を作り出す「ジャガード生地」に仕上げているので、ニットにも関わらず細かい柄をナチュラルに表現しています。

また、そのこだわりの生地には夏用のニット素材を採用し、熱を逃す涼しげな着用感を叶えるために試行錯誤を重ねました。

夏でも余裕を感じられる大人らしい着こなしにこだわっているため、「デザインと生地感」を両立させた完成度の高いメンズ向けサマーニットです。

3｜サマーニットキャップ

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サマーニットとしてトップスを紹介してきましたが、ニットと言えば「ニット帽」も忘れてはいけません。

こちらのサマーニットキャップは「手放せなくなる洒落た相棒」というコンセプトで、あらゆる部分にこだわり抜いて開発したアイテムです。

もともと、jokerではニット帽が人気アイテムとして常にラインナップされていたので、「夏向けニット帽を作ってみよう」という試みから生まれました。

おすすめポイントは下記の通りです。

• どんなコーデにもマッチするシンプルデザイン＆定番カラー
• 冬らしさを感じさせないハイゲージニット
• いつもサラッと被れるドラロン素材を採用

最大の特徴は、シンプルなデザインと定番のカラーです。

ニット帽など、トップスやボトムス以外のファッションアイテムのあるあるとして、「買ったはいいけど使う機会があまりない」といったものがあげられます。

せっかく手に入れたファッションアイテムは使わないと意味がないし、何よりもったいないですよね。

そんなお悩みを解消するために、デザインとカラーはシンプルに、定番に仕上げました。

ホワイト、ブラック、ネイビー、ベージュ、そしてインディゴと、コーデを邪魔しないカラバリなので、安心してサマーメンズコーデに組み込むことができます。

また、冬らしさを感じさせないハイゲージニットに仕上げているため、編み込みはしっかり目。

その分だけやや窮屈にうつるかもしれませんが、この点はご安心を。素材には要注目の「ドラロン素材」を使用しており、着心地を徹底的に追求しています。

ドラロン素材は化学繊維の1つで、他の化学繊維に比べてソフトな風合いに仕上がります。そして、綿などの天然繊維に劣らない吸湿性も備えており、まさに「夏向けの素材」と言って良いでしょう。

これをハイゲージにて編み込んでいるため、抜群の快適性を実現しています。

4.サマーニットを使ったメンズコーデ

サマーニットは扱いに慣れるまで、どのようなコーデに仕上げれば良いのか理解がしにくいものです。

実際のコーデ写真を例にとり、サマーニットを使ったメンズコーデのポイントをまとめていきます。

1｜爽やかな青サマーニットコーデ

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こちらのメンズコーデは、先ほど紹介した「変わり編み半袖サマーニット」を実際にメンズコーデに組み込んだものです。

鮮やかな寒色系ブルーカラーのサマーニットをトップスに配置し、コーデの主役として存在感を放っています。見ている側がひんやりしてしまうくらい、冷涼感が抜群ですよね！

そして、トップスとは対照的に、ボトムスは控えめなホワイトカラーのパンツを採用。

とはいえ、落ち着きすぎてしまうとトップスとのバランスが取れなくなってしまうので、足元でアクセントを作れるアンクルパンツなのがポイントです。

仕上げとして首元にネックレスをあしらえば、上から下まで抜け目ない、完成度の高いサマーニットメンズコーデが完成！

2｜サマーニットモノトーンコーデ

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こちらのメンズコーデでは、総柄デザインのサマーニットをトップスに配置し、かなり強めの存在感を放つ「攻めのコーデ」に仕上げています。

総柄デザインはモノによっては野暮ったさを感じさせてしまいますが、スマートな印象をプラスできるよう、アルファベットやアイコンなどをバランスよく配置しているため、違和感はほとんど抱かないはずです。

そして、トップスで「遊んだ」分、ボトムスは控え目かつシンプルなブラックカラーを採用し、トップスの派手さを上手に中和しています。

また、夏らしい軽やかさを演出するためにクロップドパンツとしているので、日焼けした肌が露出してこれが良いアクセントに！

「おしゃれなメンズは肌でも魅せる」のがサマーコーデのコーデテクの1つですが、これを見事に体現したコーデだと言えます。

3｜活力あふれるオレンジサマーニットコーデ

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こちらのメンズコーデは一見すると「ハマっている」ように見えますし、違和感をあまり抱かないメンズが多いと思います。

注目して欲しいのが「オレンジ色」をコーデの主軸に添えている点です。

オレンジ色はどちらかと言うと秋冬に寄ったAWカラーであり、サマーコーデとの相性は悪くはないものの、最高とも言えないビミョウな立ち位置です。

コーデの組み方によっては「ハマっていない」ようにも見えてしまい、夏場の着用には要注意なカラーだと言えます。

しかし、ボトムス、そしてシューズに冴え渡るようなブラックカラーを採用することで、「オレンジ×ブラック」の上下のコントラストを効かせています。

これにより、オレンジカラーが必要以上に「ぬくもり」を感じさせないよう印象が中和され、結果的に夏に着用しても違和感のないメンズコーデに仕上げています。

コーデの中にこのような「仕組み」があることに気がつけると、メンズファッションは今よりずっと楽しく、そして充実したものとなるため、覚えておいて欲しい着眼点です。

5.サマーニットに合わせるアイテム

サマーニットは単体で着用すると良くも悪くもシンプルに仕上がるため、全体が物寂しさを感じさせる可能性があります。

そこで注目して欲しいのが「サマーニットに合わせるアイテム」です。

パンツとアクセサリーの2つにこだわることで、より完成度の高いメンズコーデに仕上げることができるので、おすすめアイテムを解説していきます。

1｜アンクル・クロップドパンツ

サマーニットは短パンではなく、丈が長めなパンツとの相性が良好ですが、真夏にフルレングスのパンツを着用するのは難しいですよね。

そこでおすすめしたいのが、丈を抑えつつ短パンよりもスマートな印象を与えられる「アンクルパンツ、クロップドパンツ」です。

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こちらのアンクルパンツは、「ロールアップを前提とする」点が最大の特徴。

単に丈が短いだけだとどうしても役不足になりがちなので、ロールアップで目線を下へ下へと誘導し、コーデ全体のバランスを整える役割を担ってくれます。

しかし、「ロールアップしたことないから使いこなすのが難しそう」と感じられるメンズもいると思いますがご安心を。

なんと、このアンクルパンツは「ロールされた状態」で販売されているため、誰でも簡単に「ロールアップしてる感」を出すことができるのです！つまり、「着るだけでおしゃれメンズ」になれるボトムスであるということ！

「さすがはjoker！」と自画自賛をしてしまうくらい、完成度の高い一本に仕上がっています。

とはいえ、「ロールアップは上級者感があってちょっと…」と抵抗を抱くメンズもいるでしょう。

そんな時にはこちらの「クロップドパンツ」をチョイスしてみてください！

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こちらのクロップドパンツはロールアップなど特殊なギミックは一切採用しない代わりに、全体をスキニーなデニムに仕上げています。

シルエットはIラインベースとなるため、スリムなメンズに特におすすめしたい一本です。

いずれもサマーニットとの相性は抜群に良いので、ロールで勝負するアンクルパンツか、シルエットで勝負するクロップドスキニーのいずれかをチョイスしてみましょう！

2｜接触冷感デニムパンツ

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最近注目を集めているのが「接触冷感アイテム」ですよね！

従来は下着や肌着、さらには布団のシーツなどに採用されていた機能ですが、最近は一般のファッションアイテムにも普及しつつあります。

こちらのアンクルデニムパンツは接触冷感を採用しており、暑い夏をひんやりと過ごすことができる、機能性に優れた一本に仕上げてみました。

ピチッとしたスキニーパンツなので、肌に触れる機会が多い分、接触冷感の恩恵をフルに受けられる高い機能性を有しています。

にも関わらず、外から見ただけでは「おしゃれなアンクルパンツ」にしか見えないのがポイントです。

また、接触冷感に加え「高いストレッチ性」も備えているため、あらゆる点で快適に着用できるよう仕上げています。

3｜楊柳素材のパンツ

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さらさらとした軽やかな履き心地の楊柳（ようりゅう）素材のこちらのパンツも、サマーニットと合わせやすいアイテムです。

真夏のデニムはジメジメとして「履いていられない」と感じるメンズが多いと思いますが、楊柳素材ならとにかく抜群の着心地なので、ストレスフリーにサマーメンズファッションを楽しめますよ！

そして、生地表面に特徴的な凹凸模様がついているため、パンツを主役にしたメンズコーデだってできちゃいます。

サマーニットで無難にトップスを着こなすことで、上下のバランスを上手にとってみましょう。

4｜長めのネックレス

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サマーニットはウインターシーズンのニットよりもシンプルになりがちなので、どうしても全体でアクセントを作る必要があります。

そこで注目なのがこちらのネックレス！

かなり長めに作られているのが最大の特徴で、味気なくなりがちなサマーニットのトップスを「適度にアクセント」することで、コーデ全体の印象をワンランク格上げしてくれます。

また、襟もとを邪魔しないよう配慮されているので、夏場の着用も快適です！

シルバーとゴールドの2つのカラバリを用意しているので、コーデとの相性を考えてお好みのものをチョイスしてみましょう。

6.まとめ

ニットは秋冬コーデ限定のファッションアイテムだと思われがちですが、選ぶアイテム次第で夏場の着用も全然アリです。

夏向けニットの特徴は、「ハイゲージでリネンやコットンのすっきりした生地感」「夏らしい明るめか寒色系」といった点になります。

記事で紹介したおすすめサマーニットアイテムを中心に、この夏のメンズコーデの主軸としてサマーニットを採用してみてください！